トピックス

このコーナーでは、循環器疾患について皆様により理解を深めていただくために話題をきめてご紹介したいと思います。

BNP(ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド)について

BNPは、もともと脳組織から見いだされたペプチドホルモンの一種ですが、主に心臓(心室)から分泌され、心臓のストレス、負荷が高まったときにこれを軽減させるように反射的に分泌されるがわかってきました。

このホルモンには血管拡張作用、利尿作用があります。最近では同系統のANPというホルモンが心不全増悪をきたした方に治療薬として点滴で使用されています。

BNPの血中レベルは心機能低下、心臓ストレスの程度に比例して上昇します。自覚症状で感じるよりも敏感に反応して大きく変化する(20→数百)ので血中濃度の測定により心臓のコンディションを評価することができます。保険により月1回の採血が認められています。

主に心機能が低下している方の経過観察や心機能低下が疑われる方の心機能評価のために測定します。

ワーファリンについて

ワーファリンは1943年にはじめて合成されて依頼比較的古くから使用されている抗凝固薬です。近年心臓に発生する血栓からの(脳梗塞などの)塞栓症の予防や下肢静脈に発生する血栓からの肺塞栓(エコノミー症候群)の予防に有効であることがわかってきて内服される方が増えてきました。

この薬は、適当な効果を発揮するための内服量の個人差が大きいため、定期的な血液検査(INR)にて薬の効き方をモニターすることが必要です。
また、食事(納豆、クロレラなど)やあわせて内服する薬の影響を強く受けることがあるので注意が必要です。