一般内科

GENERAL MEDICINE

一般内科について

当クリニックでは循環器内科の他に、風邪、インフルエンザ、発熱などの感染症や、腎臓内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科系疾患の対応もしております。
必要があれば病診連携制度を利用し、総合病院への紹介、治療、経過観察を連携して行っております。

腎臓内科について

腎臓は血液をろ過して尿を作り、老廃物や余計な水分を体外に排出するために必要な臓器です。しかし、腎臓の機能不全は人工透析や腎移植をしなければ、生命維持が困難になるほど重症化する恐れがありますので、腎臓疾患に対しては綿密な経過観察、治療が必要となります。
当院では尿検査の異常をはじめ、慢性腎臓病、慢性腎不全、糖尿病性腎症、腎性貧血などの疾患に対応しております。

当院で診る主な腎臓内科疾患

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病とは、「腎臓の障害」もしくは「腎機能低下」が3か月以上持続している状態の総称です。慢性腎臓病では進行すると透析を要する「末期腎不全」や、死亡や生活の質の低下に関連する「心血管イベント」の「リスク」が上昇することが知られています。慢性腎臓病は、糖尿病、高血圧、喫煙、高尿酸血症など生活習慣と関連しており、その発症進展予防には食事管理、適度な運動、禁煙といった生活習慣の是正が大切です。さらに、早期発見し早期治療すれば寛解する場合があります。
健康診断などで腎臓の精密検査を指示された場合はそのままにせずご相談ください。

神経内科について

神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です(最近では脳神経内科と標榜されています)。 体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。

当院で診る主な神経内科疾患

脳梗塞

脳梗塞とは、動脈硬化の進行や血栓などで脳の動脈が詰まり(閉塞)、脳が壊死する疾患です。手足の筋力低下、麻痺、呂律が回らない、めまい、ふらつきなどの症状が現れます。麻痺などが後遺症として残る恐れもあり、早期発見・再発防止のための治療が重要です。

認知症

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が壊死を起こしたり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態をいいます。病識(自分に異常があるという認識)に乏しいことが多く、周りの人が気づいて相談されることが多いです。問診や精密検査により他の疾患と鑑別する必要があります。
当院では病診連携制度または神経内科専門クリニックなどと協力をして治療にあたっております。内服治療のみではなく見守りなど生活環境を整えるために介護保険制度を利用することも大切です。ご家族に心配される方が見えましたらご相談ください。

呼吸器内科について

呼吸器内科では、喉・気管・気管支・肺などの呼吸器に関する疾患に対応いたします。肺炎・気管支炎・慢性閉塞性肺疾患・気管支喘息・肺がんなどの疾患が挙げられます。咳・痰・息切れ・胸が痛い・高齢者の原因不明の発熱などは、呼吸器が関連する症状です。 「風邪だと思っていた」という場合に、重大な疾患が明らかになるケースもあるため、症状が長びいたら放置せずご相談ください。

当院で診る主な呼吸器内科疾患

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

主に喫煙習慣のある方が徐々に労作時息切れ、慢性咳・痰の悪化をきたす疾患です。症状改善のため禁煙、吸入などの薬物治療を行います。呼吸状態の悪化時には在宅酸素療法(HOT)を導入することもあります。

肺炎

症状は主に発熱、咳・痰の悪化ですが、倦怠感など全身症状を伴うことが多く、特に高齢の方は元気がない、食事を摂らないなどはっきりしない症状の方も多く、注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査からCPAP治療まで行っています

睡眠時無呼吸検査装置

CPAP治療装置

当院は睡眠時無呼吸症候群に対して、簡易検査からCPAP治療の提供も可能です。簡易検査による血中酸素や呼吸の状態、心拍数などから重度の睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、CPAP治療へ移行します。CPAPはContinuous Positive Airway Pressureの略称であり、日本語では「経鼻的持続陽圧呼吸療法」といいます。専用の機械で圧力をかけた空気を鼻から気道に送り込み、気道の閉塞を防ぐことが可能です。睡眠中の呼吸が安定し、酸素の欠乏状態の改善へとつながります。また、無呼吸状態やいびきが軽減され、睡眠の質も大幅に向上していきます。

消化器内科について

消化器内科では、食道・胃・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓など、消化器に関連する疾患に対応いたします。必要に応じて病診連携制度を利用して専門病院、クリニックと協力して治療管理を行います。

当院で診る主な消化器内科疾患

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が逆流し、食道に炎症を引き起こす疾患です。呑酸症状や胸焼けが主な症状ですが、胸痛や慢性咳など他の疾患との鑑別が必要なこともあります。胃酸を抑える内服薬治療の効果がありますが、日常生活の改善や食事の注意も必要です。

消化器悪性疾患

消化器の悪性疾患は、種々の特有な症状や検査の異常から疾患を疑い診断されます。腹痛、下痢、血便、黒色便、体重減少など気になる症状のある方はご相談ください。便潜血、採血検査などは当方にて行い、必要に応じて精密検査を、病診連携を利用して専門病院に紹介させていただきます。
また、名古屋第二日赤病院とはがん治療後のがん地域連携パスを利用して協力して治療にあたっております。